今回は、普段から和服を着ている車椅子ユーザーSさんに
・和服選び
・購入時のサイズ選び
・小物選び
のお話をお聞きしました。是非参考にしてください。
こちらのページでは「購入時のサイズ選び」ついてご紹介させて頂きます。
★今回情報提供してくださった方の症状
・車椅子
・蘇生後脳症後遺症、四肢麻痺、構音障害
・サイズ選びについて(前編)
リサイクルや既製の浴衣を選ぶ時、注目するのは下記のある画像の
「①裄」「③身丈」「④前幅」「⑤後幅」です。
まず、ご自身のサイズを知るのが大切です。
③身丈は、身長から「頭から肩までの長さ+足下からくるぶしまで」を引いたもの。
加工する着物を選ぶ時、女性の場合は身長+5cm以上が目安ですが、二部式の時は切り捨てれば良いので、もっと長くても大丈夫です。
重要なのは、①裄と④前幅と⑤後ろ幅 です。これが大きすぎると布が余ってしまいますし、小さいとはだけてしまいます。
・サイズ選びについて(後編)
下記は、とあるメーカーのサイズ表ですが、浴衣のS、M、Lも「S」等の記載を当てにせず、実際に測ってみたほうが良いと思います。
「フリーサイズ(F)」は、Lだと思っていただければ良いと思います。
前幅が24cmで後ろ幅が31cmと寸法がMとLの両方にあるのは、お尻が大きいグラマラス体型の人のものだったかもですし、逆に前幅が大きいのは、バストがお腹周りが大きかったとか。
Sさんの身長は140cm程の痩せ型で、通常洋服のぴったりサイズはSS。
子供服の140cmのパンツ、150cmのTシャツも着られる体型です。
オーダーした浴衣の裄は58cm、肩幅・後ろ幅28cm、前幅23cmです。
(小さく普通体型の妹も着られるようにちょっと大きめです)
リサイクル品を選ぶ時は、裄が64cm以下、後ろ幅29cm以下で前幅24cm以下と決めています。
ちなみに丈は140cm~150cmで。これを超すと着た時に緩くて不格好になってしまいます。
今は大型リサイクルショップでも着物を置いてあるところが増えています。
タオルを巻いて、自分のおおよその寸法を知ってから、メジャーをもってお宝探しに出かけてみてはいかがでしょ?
オークションなどでは、裄と身丈しか記載が無いことも多いですが、袖幅は昔のものは30-32cmが多いので、肩幅と袖幅の比率と裄の長さで、おおよその後ろ幅は想像できるかと思います。
和服を購入する際のサイズ選びの参考になれば幸いです^^
※アイデアノートは個人の感想や体験談の為、すべての方に当てはまるわけではありません。
(情報提供者 車椅子ユーザー 女性)