今回は、普段から和服を着ている車椅子ユーザーSさんに
・和服選び
・小物選び
・購入時のサイズ選び
のお話をお聞きしました。是非参考にしてみてください。
こちらのページでは「和服選び」ついてご紹介させて頂きます。
★今回情報提供してくださった方の症状
・車椅子
・蘇生後脳症後遺症、四肢麻痺、構音障害
・オススメ和服
着物にはフォーマルとカジュアルがあり、カジュアルにも色々ありますが、
おすすめは「木綿、ウール、麻、化繊」の「単衣(ひとえ)」の着物。
単衣は裏地がついていない着物です。
この4つの素材の単衣なら、家でお洗濯もできます。
初めてや慣れてない方は、まず「浴衣から」始めることをおすすめします。
着やすい1枚を手に入れる最良の方法は「お誂え(あつらえ)」。
※「誂え」とは、服やドレスなどを自分の好みや体形に合わせて注文して造ってもらうことです。
2部式がオススメですが、杖使用の方やお子様なら腰上げをしておくだけでも、着やすくて着崩れしにくいです。
腰上げは、腰の部分であらかじめお端折りを作って縫い止めておくことです。
お子さんは、腰上げ肩揚げ(肩で折りたたんで縫って幅を縮める)をして着ています。
この「2部式」と「腰上げ」は、出来合いの物を加工することも可能です。
おおよそのサイズが合っていれば、直線縫いだけできちゃいます。
・加工の仕方
▶︎2部式は、下の巻きスカート部分はミシン縫いでもOK。車イスなら背中は見えないので、後ろ部分と下になる向かって左部分は、ミシンで縫っちゃっても大丈夫です。
手始めにリサイクルやアンティークの着物を古着やさんで購入するのがお勧め。1000円位で手に入れたものなら、たとえシルクであっても、汚したり破れちゃっても惜しくはありませんよね。
大正、昭和時代のレトロな着物もとっても可愛いです。
和服は補正と着付師の腕で、多少の大きな着物を着ることはできますが、あくまで立って普通に歩ける人の数時間の着用の場合です。
健常者であっても、着物で外出するには、サイズ選びが重要です。
選ぶポイントは、車イスでもお子様でもクラッチさんも、四肢麻痺でも基本同じ。大事なのは自分の適性サイズを知ることです。
まず、着物のサイズの呼び方を知って下さい。
サイズについては、こちらを参考にしてみて下さい。
※アイデアノートは個人の感想や体験談の為、すべての方に当てはまるわけではありません。
(情報提供者 車椅子ユーザー 女性)